姫路市の女性が「福岡高検の検察官」を名乗る男の電話を信じ、スマートフォンを契約させられたうえ、2060万円相当の暗号資産をだまし取られました。ニセ警察・ニセ検察をかたる詐欺の手口と、今日からできる対策を解説します。
※画像はAIによるイメージです
何が起きたか
兵庫県姫路市に住む65歳の女性が、「福岡高検の検察官」を名乗る男にだまされ、2060万円相当の暗号資産をだまし取られたと、2026年8月に報じられました。
7月上旬、女性宅の固定電話に男から電話があり、「詐欺などで逮捕された男が、あなたの口座を400万円で買った」と告げられました。男は「無実を証明するため」に口座の資金を確認する必要があると言い、女性はその指示でスマートフォンを契約させられたということです。
女性は網干警察署に届け出て、警察は電子計算機使用詐欺事件として調べています。
防犯のプロはこう見る
警察官や検察官を名乗り、「あなたの口座が事件に使われている」と不安にさせる手口は、兵庫県内でも大きく増えています。兵庫県の資料では、令和7年の特殊詐欺は認知件数・被害額ともに統計開始以来で最も多く、なかでもニセ警察をかたる詐欺が急増したとされています。
本物の警察や検察が、電話でお金や口座の確認、送金、スマートフォンの購入を求めることはありません。「お金」「口座」「スマホ」の話が出た時点で電話を切り、家族や警察に相談することが、いちばん確実な対策です。
今日からできる対策
固定電話は留守番電話に知らない番号からの電話には出ず、録音された内容を聞いてから折り返すようにします。
録音・警告機能付きの電話「この通話は録音されます」と流れる電話機は、詐欺の電話を遠ざける効果が期待できます。
お金の話が出たら、すぐ切る警察や検察を名乗っていても、お金・口座・スマホの話が出たら詐欺を疑い、いったん電話を切ります。
家族で相談先を決めておく離れて暮らす家族とも話し合い、迷ったときの相談先として警察相談専用電話「#9110」を共有しておきます。
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